鉄人・小橋建太(54)が、DDTのKO―D無差別級王者・竹下幸之介(26)に金言を授けた。

 26日代々木大会の同王座戦で竹下は、大日本プロレスの岡林裕二と対戦。立会人を務めた小橋の前で激闘を繰り広げ、Plus Ultra(変型チキンウイングフェースロック)でV2に成功した。

 東京スポーツ新聞社制定「2021年度プロレス大賞」で敢闘賞に輝くなど飛躍の1年となったエースを、小橋は「スタミナもあるし動きもいい。ジャンピングニーは高さもあるし威力もあった。相手の動きを止められる技だからより磨いてほしい」と絶賛する。

 さらに「ベルトの価値を上げることを大事にしてほしい。それが自分の価値を高める一番の近道にもなるから。例えば地方に行く時も必ず持っていくとか、自分で常に丁寧に磨くとか。僕もGHCを巻いたばかりの時、まだベルトの認知度は低かったからとにかく価値を上げることを意識した」と力説。GHC王座のV13を果たした絶対王者時代、「ベルトが恋人」とまで呼ばれた経験を踏まえての助言だ。

 また、秋山準を参謀役に迎えて復活させたユニット「バーニング」で初陣を飾った遠藤哲哉(30)に対し、小橋は「準に甘えたらすぐしっぺ返しを食らうことになるから。むしろ競い合うくらいのつもりでやってほしい」と期待をかけた。鉄人からのエールを受けた2人のさらなる活躍に期待だ。