全日本プロレスのエース・宮原健斗(32)が新たな歴史を築く。

 青柳優馬とのコンビで出場する暮れの祭典「世界最強タッグ決定リーグ戦」(13日、後楽園で開幕)は、TAJIRI&スペル・クレイジー、T―Hawk&エル・リンダマン、イザナギ&デビル紫と同じBブロックにエントリー。

 4日に都内で行われた会見で宮原は「今までだとエントリーすることに意味があったが、今回はすごくオープンな大会。横一線で誰にでもチャンスがある。ここは2連覇して、来年の50周年イヤーにつなげたい」と決意を述べた。

 今年は青柳と保持していた世界タッグを9月に失い、現在は無冠の状態。このまま丸腰で団体のメモリアルイヤーを迎えるわけにはいかない。「何もなく年を越すってことは、プロレスラーとして何も残してないってことなんで」

 しかも過去に最強タッグを連覇したのはテリー・ゴディ&スティーブ・ウィリアムス(1990年、91年)、三沢光晴&小橋建太(93、94、95年)、川田利明&田上明(96、97年)、小橋&秋山準(98、99年)の4チームのみ。

 それを知った宮原は「気合入りました。僕と青柳優馬の名前を刻まないとダメでしょう!」と語気を強め、改めて連覇への思いを強くした。