「どすこいプロレス」率いる維新力(61)が、3年ぶりの興行「幸進」(10月2日、東京・新宿フェイス)で引退試合を行うと発表した。

 ラストマッチでは同団体の代名詞ともいえる男女混合タッグで「カラーズ」のSAKIとタッグを結成し、望月ススム(ドラゴンゲート)、野崎渚(WAVE)組と対戦する。

 4日に東京・吉祥寺の「どりんくばぁー維新力の店」で会見した維新力は、数年前から左ヒザの調子が悪く満足なパフォーマンスができなくなったことを明かした上で「本当は60歳の還暦で辞めようと思っていたんですけど、コロナ禍で大会ができなくて。息子たちもデビューしましたし、今回がいいけじめかなと思って引退を決めました」と語った。

 最後のパートナーにSAKIを選んだ理由については「相撲愛が強くて、四股を踏むのがうまくて。今回、リングで四股を踏んでもらおうと思ってます」と説明。
 
 また、フリーアナウンサーの石井亮次がリングアナウンサーを担当。〝プロレス好きOL〟のかえで氏がディーバを務めるという。

 大相撲元十両の維新力は、1990年にSWS入団。団体崩壊後は天龍源一郎のWARで活躍した。

 最後の試合に向け「格闘技人生46年の集大成を、維新力というものを皆さまに見てもらって、みんなが幸せな気持ちで終われたらと思います。明るく最後は『ひー、ふー、みー、どすこい!』で締めたいです」と意気込んだ。

 主な対戦カードは次の通り。▽藤原喜明&高瀬みゆきVSカーベル伊藤&トロロさつき▽ドン・フジイ&桜花由美VS浜亮太&星ハム子▽リッキー・フジ&旧姓・広田さくらVSこのまま市川&ヨースケ♡サンタマリア▽飯橋偉進&「X」VS松田慶三&真琴。