米AEWで活躍する志田光(33)が世界の実力を見せつけた。

 19日の東京女子プロレス両国国技館大会に初参戦し、乃蒼ヒカリとシングルで対戦。2008年8月にアイスリボンでデビューした志田は、フリーを経てMAKAIとAEWの2団体所属に。20年にはAEW世界女子王座を獲得し、1年にわたりタイトルを保持した実力者だ。

 ヒカリがイス攻撃を放ってくるや、志田は竹刀を持って応戦。背中に強烈な一撃を加えた。さらにカウンターの延髄斬りやブレーンバスターで追い込み、最後はファルコンアローで貫禄の勝利を収めた。

 19年10月以来の日本凱旋試合を勝利で飾った志田は「この両国という大きな舞台で日本復帰させていただいたことを感謝しています」とした上で「AEWでベルトを取った時、(反則裁定なしの)ノーDQ戦だったんですよ。そんな私にハードコアをやりたい? 危険な発言なんじゃないかなと最初は思ったんですけど、試合をしてみてその心意気、いいじゃないですか」と対戦相手をたたえた。

 さらに「これから志田光は世界中で活躍していきますよ。アメリカ、日本、どこでも飛んでいきますよ。いつか乃蒼ヒカリが私をつかまえて試合をする時は、今度こそハードコアルールでやりましょう」と呼びかけ、風格を漂わせた。