借金2で下位4球団で3位争いを展開中の阪神がグラウンド外で起きた残念な出来事に頭を痛めている。23日のDeNA戦(京セラ)に先発し、5回7安打3失点で敗戦投手となった青柳晃洋投手(28)のSNSアカウントに、明らかに誹謗中傷ととれるコメントが連投された件だ。

 青柳は当該のコメント欄のスクリーンショットを掲載した上で「どんな気持ちで書いたか知らんけど、普通に気分悪いんでやめてください」と投稿。さらに自身のフォロワーへ向けて「こんなことは多々あるので僕は全く気にしていないですけど、多々あってはいけないので今回投稿させてもらいました。気にはしないけど、やはり気分が良いものではないです」と思いの丈をつづった。

 個々のアスリートがSNSを通じてファンと双方向のコミュニケーションをとることは今や当たり前となっている。しかし、心無いネットユーザーからの誹謗中傷も急増しており、球界では昨年11月に中日・福が個人アカウントに送られてきた「殺害予告めいた」メッセージに対し、被害届を提出したことは記憶に新しい。

 当然ながら、人気老舗球団の阪神もそうした問題と無縁ではない。多くの選手がSNSの個人アカウントを開設しているが、中には悪質なコメントの多さから自身のアカウント上の投稿を全て削除した例もあるほど。それだけに今回、一歩踏み込んだ発言をした青柳に対しては、チーム内から「よくぞ言ってくれた」の声も出ている。

 阪神は25日に球団公式ツイッターで「チームや選手への行き過ぎた誹謗中傷や、違法な投稿に対しては、当球団として警察への届け出や法的措置を執る場合がございますので予めご了承下さい」との声明を発表した。エースの投じた一石で状況が好転すればいいのだが…。