中日・三ツ俣大樹内野手(30)がプロ12年目にして初めてサヨナラ打を放ち、手荒いウオーターシャワーの洗礼を浴びた。

 21日のヤクルト戦(バンテリン)で、延長10回二死満塁の絶好機に代打で登場。防御率0・00だった3番手・田口から劇的な一打を左前へ運び、決着をつけた。お立ち台で「(立浪)監督から『真っすぐかスライダーか腹くくっていけ!』と言われたけど、2球で簡単に追い込まれてしまって頭が真っ白になった。ヒットになってくれて良かった」と喜んだ。

 サヨナラ打を決めた直後、ナインからウオーターシャワーの祝福を受けたが「誰かがアクエリアスをかけてきたので、今、めちゃくちゃアクエリアス臭いです。うれしい反面、アクエリかけてきた訳わからんヤツもいた」と正直な感想を漏らす。その〝犯人〟については「たぶん高橋です。そういうのをやるのは周平しかいないです」と指摘した。

 立浪監督とは熱い抱擁を交わしたことに「ビチョビチョだったので、握手かグータッチで終わるかな思ったが、監督の方から手を広げてくれたので結構、うれしかったです」と興奮気味に話した。