阪神は23日のヤクルト戦(神宮)に0―1で敗れ、両リーグ最速の20敗到達。借金も今季最多タイの16とした。先発ウィルカーソンが7回途中を3安打1失点と好投したが、打線の援護に恵まれず、来日初黒星を喫した。阪神の完封負けは早くも今季6度目。

 前夜のカード第1戦で10安打6得点奮起し、連敗ストップに成功した虎打線。だが、一夜明けたこの日は42歳の相手先発・石川の老練な投球術に手玉に取られ、6回3安打無失点と沈黙する。初回に一死満塁の先制機をつくったが、続くロハスと小野寺が捕邪飛、見逃し三振で凡退した。

「初回で潰せるチャンスがありながら、今日の試合なんか絶対勝たなアカンのに。もちろん終わってからの話にいつもなるから結果論にもなるけど、あそこで点をとれなかったのが全て」と試合後の矢野監督はイラ立ちをあらわにする。チームはその後、2回から9回まで二塁を踏むことすらできなかった。

 ここまで喫した20の黒星のうち、半数の「10」が1点差での敗北。僅差のゲームを落とし続けるうちに、借金は容赦なく膨らみ続ける。「ウチは1点差を勝っていかないとダメなチームなのにね。こういう試合を勝っていい流れ、いいムードをつくりながらバッター陣の状態が上がってくるようにしないと。俺自身もどうやって点を取るかを考えていかないといけない」(矢野監督)。

 連敗を止めた直後の一戦だからこそ、大切にしたかったこの日のゲーム。波に乗り切れないもどかしさばかりが募る。