阪神・青柳晃洋投手(27)が17日、新型コロナウイルスで陽性判定を受けた。同日、球団が発表した。右腕に発熱等の症状はないという。

 チームも右腕も、開幕直前で思わぬ不運に見舞われた。

 青柳は前日16日、新型コロナウイルスの陽性者と濃厚接触者になった疑いがあることが生じたため、一時的にチームを離脱、自主隔離の措置を取っていた。同日のPCR検査では「陰性」判定だったが、内定していた3月25日の開幕戦の先発は調整を一時的にストップせざるを得ない状況に陥ってしまったため、断念する方向となった。

 同日のソフトバンク戦後には、矢野監督も「こればかりは仕方がない。全員で何とかしていくしかない」と気丈に話し「代役」候補を立てることを示唆。開幕1週間前となる18日のオープン戦・オリックス戦は藤浪晋太郎投手(27)が先発する見込みで、このまま右腕が「代役」を務める可能性が高い。