定着した “TG呉越同舟” 自主トレ 阪神サイドからは「毎度教わる側ばかり」と嘆き節

2022年01月15日 05時15分

阪神・藤浪(右)は巨人・菅野と自主トレ中だ(球団提供)
阪神・藤浪(右)は巨人・菅野と自主トレ中だ(球団提供)

 阪神ナインたちは現在、キャンプへ向け自主トレ期間の真っただ中。17年ぶりリーグ制覇へ向け、おのおのが1月の寒空の下、着々と牙を研いでいる。

 今オフには、復活を期す右腕・藤浪晋太郎投手(27)が巨人のエース・菅野に教えを乞うべく、合同自主トレに志願参加し話題に。右の大砲候補として期待される高卒3年目の若虎・井上広大外野手(20)は奈良県内で行われたGの主砲・岡本との自主トレに参加。昨オフには、藤浪とドラフト同期同学年の北條史也内野手(27)も母校・光星学園の先輩に当たる坂本に〝弟子入り〟するなど、ライバルとされてきたTG両軍の選手による〝呉越同舟自主トレ〟は年々活発化している。

 近年、他球団の選手間交流の垣根が低くなった理由としては、SNS文化の浸透、FA制度の整備などによる移籍市場の活性化、代表チーム・侍ジャパンの常設化などが挙げられる。現在とは比較にならぬほど、TG間のライバル意識が強かった1990年代に現役選手として活躍した球団OBは「当時としては考えられなかったことだけど、これも時代の変化。それぞれがレベルアップのために他球団の選手と自主トレをともにすることは悪いことではない」と理解を示しながらも「何よりもシーズンにいい結果が反映されるかということが大切。数週間、付け焼き刃の技術を教わってもそれが本当に本人のためになるかは分からない」と警鐘を鳴らすことを忘れない。

 その一方「阪神と巨人の選手による合同自主トレといっても、阪神の選手は毎度『教わる側』ばかりだよね」とボヤく球団関係者も…。巨人の選手から頭を下げられるような選手が阪神にも誕生してほしいところだ。

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