〝どん底〟燕ナインを目覚めさせたメジャー帰り・青木宣親の「戦う姿勢」

2021年11月22日 05時15分

8回、先制適時打を放った青木宣親(東スポWeb)
8回、先制適時打を放った青木宣親(東スポWeb)

 日本シリーズ第2戦が21日に京セラドーム大阪で行われ、ヤクルトが2―0でオリックスに競り勝ち、対戦成績を1勝1敗の五分に戻した。8回にベテランの青木宣親外野手(39)が先制点をたたき出し、先発の高橋は初の大舞台で5安打完封勝ち。

 またしてもベテランが均衡を破った。息詰まる投手戦が展開されていた8回二死一、二塁の場面だ。青木がそれまで苦しめられていたオリックス先発・宮城の2球目、直球を中前へとはじき返して先制の適時打とした。

「今日はチャンスが本当に少なくて」と振り返った青木は「みんながつないでくれたチャンスだったので、とにかくヒットを打つだけという気持ちだった。少ないチャンスを何とかものにできてほんとに良かったです」と喜んだ。

 ここぞで存在感を発揮するのが青木だ。巨人とのCSファイナル第3戦でも0―2の7回二死満塁で同点に追いつく2点タイムリー。日本シリーズ進出に大貢献した。高津監督も「最後ノリ(青木)がおいしいとこ持っていきましたけれども」と苦笑いしたほどだ。

 そんな青木は2018年に米大リーグから古巣へと戻り、感じたことがあったという。

「もっと感情を表に出せばいいのになって思っていて。自分は意識して出すようにしてました。あえて悔しがることもありました」

 前年の17年、球団ワースト記録の96敗をしていたことに触れた青木は「戦う姿勢を見せたかった」という。ここまで取り組み続けて2年連続最下位からのリーグ優勝。そしてCSを突破して自身初の日本シリーズの舞台に来た。ベテランがチーム20年ぶりの日本一へ燃えている。

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