阪神・佐藤輝明内野手(22)が28日の西武戦(メットライフ)に「6番・右翼」で先発出場。2回の第1打席で、5月7日のDeNA戦(横浜)以来となる、先制の11号ソロを放った。

 相手投手は今季ここまで無傷の5勝をマークしている右腕・高橋。佐藤輝はカウント1―2から投じられた外角低めへ沈むフォークに器用にインパクト。片手一本で軽く当てにいったように見えた打球は、想像以上の打球速度と弾道でバックスクリーンへ飛び込んだ。

 打たれた高橋も「あれが入るのか…」とマウンド上で口をアングリ。13試合ぶりのアーチで改めて規格外のパワーを見せつけた背番号8は「早めに追い込まれてしまったので、回の先頭でしたし、粘って食らいついていった結果、ホームランになって良かったです。先制することができ
たので、もっと点を取っていけるように頑張ります」と胸を張った。