日ハム〝不運のルーキー〟伊藤 味方の貧打で勝ち星遠く…栗山監督「申し訳ない」

2021年04月15日 06時15分

先発の役割は果たしているが…

 日本ハムのドラフト1位ルーキー・伊藤大海投手(23)が好投を続けながらも勝ち星から見放されている。

 14日の西武戦(メットライフ)で今季3度目の先発マウンドに臨み、序盤こそ制球に苦しんだものの、6回7安打2失点とまずまずの内容だった。だが、援護に恵まれず2敗目。プロ初勝利はまたしてもお預けとなった。

「悪いなりには粘れたかなと思います。その中で前回と前々回同様、先制点を与えてしまったことが反省点です」とは降板後の伊藤。チームに勝利をたぐり寄せられず唇を噛みしめたが、新人右腕の投球を責めるわけにはいかない。白星こそ挙げていないが、先発投手としての役割は十分果たしているからだ。

 伊藤は登板した3試合全てで6回以上を投げ、自責は2点以下。つまり先発投手の好投を意味するクオリティースタート(6回以上を投げて自責3点以内)は着実にクリアしている。それでも勝てないのは味方打線の貧打に尽きる。

 チーム打率2割1分で総得点も16試合で45点。いずれもリーグ最下位で伊藤が投げた3試合に限れば計4点。1試合平均で1・3点しか援護がないのだから不運としか言いようがない。それでも伊藤は自軍の貧打を嘆くどころか「(自分が)先制点を与えていますし。いつかそれ(援護)は返ってくると思うので投げ続けるしかない」と気丈に振る舞う。

 報われない新人右腕に栗山監督も「本当に何とも言いようがない。申し訳ない。今日こそ、っていう話は(伊藤と)試合前にしていたんだけど。(次は)しっかり点を取ってあげます」と選手の気持ちを代弁するかのように話していたが…。日本ハム打線は殊勝に投げ続けるルーキーに、いつ白星をプレゼントしてあげられるのか。

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