広島・九里亜蓮投手(29)が12日、マツダスタジアムで自主トレを公開した。

 後輩の床田とキャッチボールやランニングで汗を流し「キャンプに向けて、ランニングもある程度の量を走っている。ウエートトレーニングにしてもキャッチボールにしても、少しずつ(強度を)上げている段階」と手応えを口にした。

 昨季は自身初の規定投球回に到達し8勝6敗、防御率2・96と充実のシーズンとなった。右腕は今季のさらなる飛躍に向けて「やっぱりマウンドは降りたくない。最後まで投げたいという気持ちは持っている。(中日の)大野さんは半分は完投している。最低でも5試合は完投できるように頑張りたい」と掲げた。

 そんな九里が胸に秘めるのが、国民的人気バンドの「Official髭男dism」との同級生タッグだ。ボーカルの藤原聡は米子市・後藤ケ丘中のクラスメート。現在、登場曲には親交のある新日本プロレス・内藤哲也の登場曲である「STARDUST」を使用しているが、いつかは「何かのタイミングで会う機会があれば『作って』と言っておきます」と別バージョンの登場曲の作成を依頼するつもりだ。

 ヒゲダンが出演した昨年のNHK紅白歌合戦は「藤原くんのタイミングで子供をお風呂に入れていたので、見られてないです(笑い)。ちょうど順番に子供をお風呂に入れていたので…」と見逃してしまったものの、同級生の活躍ぶりは刺激になっている。チームのV奪還、そしてヒゲダン・藤原とのタッグ実現のために今季もフル回転するつもりだ。