広島・遠藤が2か月ぶり3勝目 「勝ち方が分からない…」もがき焦った日々

2020年10月07日 22時07分

今季3勝目を挙げた広島・遠藤

 崖っぷちの広島が7日の阪神戦(マツダ)で逆転勝ち。遅ればせながら今季初の4連勝だ。

 先発の3年目・遠藤淳志投手(21)の粘りの投球が勝利を引き寄せた。2回無死二、三塁から小幡に適時二塁打を浴びて2点を献上。3回も梅野に適時打を許すなど苦しい展開だったが、4回二死一、二塁のピンチを無失点で切り抜けると5回は三者凡退。5回3失点でマウンドを後にした。

 そんな若手右腕の踏ん張りに先輩野手が奮起した。1点を追う5回二死一、二塁のチャンスで会沢が逆転となる2点適時二塁打。「(先発の)遠藤が頑張っていたのでランナーをかえすことができて良かった」という頼れる女房役の一打で勢いに乗ると、堂林にこの日2本目となる適時打が飛び出し追加点。遠藤の約2か月ぶりの白星を強力に後押しした。

 もがき苦しんできた。開幕から先発ローテを任されながらも8月2日の巨人戦(東京ドーム)で挙げた2勝目を最後に8戦連続勝利なし…。先発起用を続ける佐々岡監督の期待に応えることができず「勝てなくて『勝ち方』がどうしても分からない。先輩の投球を見て、勉強してもマウンドに上がったら焦ってしまって自分の投球ができない」と追い詰められたこともあった。それでも「何かを変えて思い切ってやっていくしかない」と投球フォームや調整法を変えたりと試行錯誤を繰り返し、待望の3勝目を手にした。チームの現状はまだ苦しいが、広島にはシーズンを面白くする使命がある。