会員数200人超!日本一の祝賀会を! 阪神エース・西勇輝を奮い立たせる「昇勇会」

2020年09月12日 06時15分

甲子園初完封で笑顔が弾ける阪神・西勇(左)

 まだまだあきらめない。阪神の西勇輝投手(29)が11日の広島戦(甲子園)に先発し、4安打7三振無四球の圧巻の投球。チーム今季初、自身は昨年4月7日の広島戦(マツダ)以来となる完封勝利で6勝目を挙げた。

 内、外を丁寧に出し入れする投球を最大限発揮し、走者を出しても後続を3度併殺に料理するなど安定感抜群だった。

 9回には中堅・近本が大飛球をフェンスに激突しながら好捕、打線もこの日2番に入った梅野の4号ソロなど、エースの気迫の投球をチームがもり立てた。

〝聖地〟での初完封に西勇は「それよりも負けられないんで、勝てたことが一番よかった。(チームを)引っ張っていきたい気持ちもすごいありますし、完投できたこと、連戦で中継ぎを休ませられたことが一番大きい」と語った。矢野監督も「いつもマウンド上からチームを引っ張ろうとか、そういう意識を持ってやってくれている」と目を細めた。

 シーズン前からチームを35年ぶりの日本一に導くことを公言している西勇だが、現状は首位巨人と9・5差と厳しい状況となっている。それでもそんな右腕に期待するのは西勇の地元・三重で設立されている会員数200人以上を持つ後援会「昇勇会」だ。

 西勇がオリックス在籍時は応援バスツアーで京セラドームに行ったり、毎年12月に本人を招いての激励パーティーを開催していたと話すのは発起人の宇佐美義文氏。しかし、近年は阪神移籍や年末年始のハワイ自主トレなどの兼ね合いで、なかなか表立った活動ができていないこともあり「祝賀会をしたいですね。(コロナの影響で)状況的に厳しく盛大にできない可能性はあるけれど、出席人数を厳選してでも」と設立以来初の日本一祝賀会の開催を希望する。

「絶えず笑顔を忘れず。コロナ禍でいまだ閉塞感が残る中でも『あいつの笑顔で救われた』とかいう記事を見られればやっぱりうれしい」と語る宇佐美氏。

 期待を背負い、西勇が笑顔全開で最後まで腕を振り抜く。