ソフトバンク〝鬼門〟千葉で約1年ぶり勝利! 全打点の柳田「中村晃にポカリをプレゼントしたい」

2020年08月22日 21時15分

チームの全打点を稼ぎ出したソフトバンク・柳田

 ようやく長いトンネルを脱した。ソフトバンクが22日の敵地ロッテ戦で3―2と競り勝ち、連敗を3でストップ。ロッテと並び同率首位へ再び返り咲いた。「鬼門」と呼ばれ続けたZOZOマリンスタジアムではここまで6連敗を喫していたが、昨年8月8日以来となる約1年ぶりの白星。1点差の厳しい展開ながら待望の勝利を手にした瞬間、三塁側ベンチの面々には一様に笑顔と安堵の表情が広がった。

 ヒーローは柳田悠岐外野手(31)だ。両軍無得点で迎えた4回無死一塁、カウント1―1から甘く高めに浮いた141㌔の直球を強振。打球を〝マリンの風〟に乗せながら高々と舞い上げ、バックスクリーン左へと叩き込んだ。対ソフトバンク戦では昨季6戦4勝と辛酸をなめさせられている相手先発の鷹キラー・二木から2試合連続となる17号2ランを放ち、チームを勢い付けた。

 さらに同点で迎えた8回無死一塁。3番手・ハーマンからは、外角への変化球に態勢を崩しながらも、左中間へ技ありの勝ち越し適時二塁打。全3打点を叩き出す〝主砲の働き〟をやってのけた。

 ヒーローインタビューでは先制2ランについて「完ぺきでした。(打球を)見ていなかったので全力で走っていました。たぶん風(の勢い)だと思います」と謙虚にコメント。その先制アーチと勝ち越し打の前打席でいずれも単打を放ち、得点シーンを演出していた2番・中村晃外野手(30)には白い歯をのぞかせながら「ポカリをプレゼントしたいと思います」と感謝の言葉を口にした。

 1年越しで〝鬼門突破〟を果たし、対ロッテ戦の連敗を5でストップさせたことには「本当に勝ちたいという気持ちしかなかった」。主砲らしく表情を引き締めつつ、一語一句に力を込めていた。