ロッテ・鳥谷敬内野手(39)が20日のソフトバンク戦(ZOZOマリン)に4―4の延長10回二死一塁から代走で登場し、二進後の暴投で一気に本塁を陥れ、チームに今季4度目のサヨナラ勝ちと、7月3日以来となる首位の座をもたらした。

 プロ17年で培った技術と経験の凝縮された走塁だった。2―4の10回にマーティンの14号2ランで追いつき、さらに4番・安田が左前打で出塁したところで出番が回ってきた。今季7度目の代走として起用され、井上の四球で二進。マウンドの椎野がカウント3―2から佐藤に投じたフォークは暴投となり、ボールは後方に転がった。

 二塁からスタートを切っていた鳥谷は迷うことなく三塁ベースを駆け抜け本塁へ。捕手の甲斐からベースカバーの椎野へと送球されたが、鳥谷は本塁手前で走路を変えてタッチをかいくぐりホームイン。3時間52分に及んだ熱戦にピリオドを打った。

 鳥谷は「ベストを尽くした結果が勝利につながってよかったです」とクールだったが、井口監督は「タイミングはアウトだったが、投手の位置をしっかり見てスライディングしてくれて、いい走塁だった」と絶賛。ベテランの〝神走塁〟で3連勝(1引き分けを挟む)を飾ったロッテが、いよいよソフトバンクと首位で並んだ。