8日の阪神戦(マツダ)でコンディション不良から復帰登板となった大瀬良大地投手(29)が7回1失点の好投で4勝目をゲット。「とにかくチームに迷惑を掛けファンの方にも心配を掛けたので元気な姿を見せ、チームに勝ちを付けたいと思っていた」と笑顔で振り返った。

 今季初の1点差での勝利に佐々岡監督も「エースで勝ったのは大きい。これで流れが変わっていけば」とニンマリだったが…。

 試合終了直後にハプニングが発生。守護神・フランスアが勢い余って大瀬良の大事なウイニングボールをスタンドに投げ込んでしまったのだ。

 そんな危機を救ったのが長野久義外野手(35)。異変に気付くと、すぐさまスタンドのファンにお願いしボールを返球してもらいウインク一発「ありがとう!」と丁重に御礼。無事に大瀬良に手に渡ることとなった。

 この日の試合でも先制となる3号ソロアーチを放った長野だが、グラウンド外でも見事に大瀬良を〝アシスト〟してみせた。