ドジャースの大谷翔平投手(32)を放出すれば〝ショービーノの呪い〟発動か。地元紙「ロサンゼルス・タイムズ」のビル・プラシュケ記者は大谷の来季の投打二刀流継続に猛反対。「大谷翔平に投げさせるのを止めるべき。投手を続けるべきならトレードを真剣に検討すべきだ」と強硬に主張した。

 その主張にドジャース専門メディア「ドジャース・ネーション」のダグ・マケイン記者は同メディアのユーチューブ番組で「ショービーノの呪いだけは避けなくてはならない」と反論した。

「ショービーノ」は大谷翔平の「ショウヘイ」と元祖二刀流ベーブ・ルースの愛称「バンビーノ」を掛けた造語だ。バンビーノはボストンやMLBファンの間で「バンビーノの呪い」として定着した。

 レッドソックスが1919年のシーズン終了後に2年連続本塁打王の主力スター選手のルースを宿敵ヤンキースに放出した。ルースは20年に54本塁打、21年には59本塁打を放ち、ヤンキース初のリーグ優勝に貢献。23年には初のワールドシリーズ(WS)制覇に導いた。そこからWSを最多の27回制している。

 一方、ルースが入団した14年以降、15、16、18年とWSを3度制していたレッドソックスは19年以降、成績が低迷。「バンビーノの呪い」と呼ばれるようになった。2004年のア・リーグ優勝決定シリーズで因縁のヤンキースを3連敗から大逆転してWSへ進み、カージナルスに4連勝して世界一に輝き、呪いを解くまで86年を要した。

 マケイン氏は「ドジャースは大谷をトレードしない」と断言。「7億㌦(約1102億円)の男の呪いなんて見たくない」と語った。冗談交じりではあったが、本当に「ショービーノの呪い」を恐れているようだった。

 6年連続30本塁打のメジャーを代表する打者で、集客面、日本企業などのスポンサー獲得など営業面でも貢献している大谷をトレードすることないだろう。万が一、放出したら、呪いよりファンの怒りが心配だ。