巨人・岡本「しゃあああっっ!」勝ち越し弾でほえた!ナインも〝エア〟忘れて歓喜の出迎え

2020年07月19日 22時33分

岡本を出迎えたGナイン

〝エア〟を忘れて大興奮! 巨人が2―3で迎えた1点ビハインドの9回、二死二塁から3番・丸が執念の内野安打で同点に追いつくと、続く主砲・岡本和真内野手(24)が〝これぞ4番〟の勝ち越し弾を右中間スタンドに叩き込み、5―3の逆転勝ち。チーム最多の6連勝、貯金も最大の9とした。

「しゃあああっっ!」

 一塁を回った岡本は、ためにためたストレスを一気に吐き出すようにほえた。16日の広島戦の5打席目から12打席ノーヒット。うち8打席で三振を喫していた男が久しぶりに放った打球は、弾丸ライナーで右中間スタンド中段に突き刺さった。

 カッと目を見開いた原監督が右拳を突き上げる。ウィーラー、パーラがベンチから飛び出して叫びまくる。起死回生の一撃に大興奮の巨人ナインは、エアタッチを忘れて背番号25を手荒く迎え入れた。

 劇弾を生んだのはチーム一丸の執念だった。9回、一死後、途中出場の坂本が守護神・山崎から四球を選ぶと、指揮官は足のスペシャリスト・増田大を代走に送った。続くウィーラーの場面ですかさず二塁へ。ウィーラーは倒れたが、3番・丸がしぶとく一、二塁間へ転がした。横っ飛びでボールを収めた二塁手は丸をあきらめ本塁へ。本塁を狙う増田大と交錯した。

 ラミレス監督からリクエストがあったものの、きわどいタッチは届かず判定は「セーフ」。まさに野球の醍醐味といえる土壇場の同点劇に、巨人ベンチのボルテージは一気に最高潮に達した。

 このお膳立てに主砲が燃えないわけがなかった。3、5回とチャンスで倒れた汚名を晴らす絶好の機会。山崎の後を継いだ、国吉の151キロ直球をシバき上げた。

 試合後、さすがの原監督も興奮気味。さっそく岡本の一撃を問われると「ねぇ! ずっとためてたのかな。横浜であんまりよくなかったよね。大事なところで1本出たというのは大きいですね」と振り返った。

 3連敗から始まり、苦戦も懸念された長期ロードも、今季初の6連勝で6勝3敗とした。上げ潮ムードどころか〝アゲアゲモード〟の原巨人、21日からの敵地・中日戦へ向かう。