デニー氏の巨人流出に中日の本音は…

2019年12月04日 16時30分

デニー友利氏

 強がりなのか、それとも…。中日で前国際渉外担当だった友利結氏(52)が来季から巨人の編成本部海外スカウト担当として契約を結んだことが3日に発表されたが、古巣・中日では友利氏の“流出”を巡って意見が真っ二つに分かれている。

 友利氏は現役時代は「デニー」の登録名で西武や横浜、中日などで活躍。引退後は米大リーグのレッドソックスで巡回コーチ、DeNAや中日でもコーチを歴任した。北米から中南米まで太いパイプを持ち、中日で国際渉外担当として今季の最優秀中継ぎ投手に輝いたロドリゲスや8勝を挙げたロメロらの獲得に尽力したとされる。

 そんな経歴を持つ友利氏だけに中日関係者は「どうしてデニーを切ってしまったのか。松坂が『森(前SD)さんとデニーさんが退団したので、僕もいちゃいけないな』と言って退団したけど、松坂よりもデニーや森さんがいなくなったことの方がよっぽど痛い。これで今後は外国人ルートの開拓を一からやり直さないといけない。巨人においしいところを全部持っていかれてしまったようなもの」とぼやき節が止まらない。

 一方で球団内では友利氏のライバル球団入りを全く意に介さない声もある。球団幹部は「よくルートとか言うけど、そんなものがたくさんあるわけじゃない。特定の人だけがそのルートにしか入れないわけじゃないし、あの人じゃないとダメとか言うけど、全然そんなことない」とピシャリ。さらに「もちろん、向こうに情報屋がいての話。現地で見て、それでこの人いいなと思えば、情報屋にこいつはどうなんだと、ちゃんとやれば誰でもできる。見る目の問題はあるけど、実際に外国人を見て、ああいいなと思って呼んできたはいいけど、日本で使ってみたらダメだったというケースは多いわけだから。当たる当たらないはあるけど、獲ってくるだけだったら誰が渉外担当やったって一緒だと思う」と、痛くもかゆくもないことを強調した。

 とにかく、友利氏の退団で今後の竜外国人の活躍度はどうなるか、見ものだ。