エンゼルスの大谷翔平投手(27)も大ショックだ――。新労使協定で対立している米大リーグ機構(MLB)と選手会は1日(日本時間2日)にフロリダ州ジュピターで9日連続の交渉を行ったが、決裂した。これによって31日(同4月1日)の開幕延期が決まった。2カードが中止される。
MLBは予定通りに開幕するためのデッドラインを2月28日(同1日)から米東部時間1日午後5時(同2日午前7時)に延長し、「ベストオファー」を提示したが選手会の希望との差が大きく、拒否した。
前日の28日は午前10時から日付をまたいだ1日午前2時30分まで約16時間半のロングラン交渉で、合意に前進したと思われていた。
MLBのマンフレッド・コミッショナー会見で「ファンの皆様に伝えたいのは、合意できなかったのは決して双方のどちらかの努力が足りなかったからではありません。選手らは9日間、一生懸命働いて協議してくれ、私はその努力に感謝しています」と語り、「レギュラーシーズンの最初の2シリーズを正式にキャンセルします」と発表した。これにより、大谷が所属するエンゼルスは31日からの敵地でのアスレチックス4連戦と4月4日(同5日)からの敵地でのマリナーズ2連戦の6試合が中止になる。代替試合は行われない。
濃厚とみられているメジャーで初の開幕投手が不透明になるばかりか、自身初の2桁勝利と50本塁打を目指す大谷とって6試合の中止は痛すぎる。MLBと選手会の隔たりを見れば次回の交渉で妥結するとも考えにくく、さらに試合が削減され、15日を超えると大谷のFA権取得が23年オフから24年オフに1年先延ばしになる悪夢が現実になる。猶予は8日だ。
選手会のメンバーがニューヨークに戻ったため、次回交渉は未定で早くても3日(同4日)以降だという。1日も早い新労使協定の合意を期待するしかない。












