メジャーで実現するか「大谷翔平VS鈴木誠也」同級生対決は令和の名勝負になる!

2022年01月04日 11時00分

メジャーでの同級生対決が期待される大谷翔平と鈴木誠也(東スポWeb)
メジャーでの同級生対決が期待される大谷翔平と鈴木誠也(東スポWeb)

【赤坂英一 赤ペン!!】今年も『赤ペン!』をよろしくお願いします。新年第1弾は、メジャーリーグでこの日本人対決が実現すれば2022年一番の名勝負になる、という話題から始めたい。

 ポスティングシステムでのメジャー挑戦を目指している鈴木誠也を、エンゼルス・大谷翔平も興味津々で見守っているそうだ。鈴木誠がエンゼルスに入ればチームメートになるが、敵チームでライバルとなっても面白い。

 現に大谷は昨年11月の会見で、鈴木誠を「今のプロ野球の中では頭抜けているぐらいの打者」と絶賛。「対戦する機会があれば楽しみ。やってみたいなと思う」と早くも対決を熱望している。

 12年のドラフト同期で同い年の大谷と鈴木誠が日本のプロ野球で対決したのは意外に少なく一度だけ。日本ハムと広島が対戦した16年の日本シリーズ第1戦である。

 大谷は投手で3年連続2桁勝利となる10勝(4敗)を挙げ、防御率1・86と絶好調。鈴木誠も打率3割3分5厘、29本塁打、95打点と大活躍し、緒方監督に言われた「神ってる」はこの年の流行語にもなっている。

 私も全戦取材したこのシリーズ、対決を控えて熱くなっていたのは大谷のほうだった。報道陣に鈴木誠の名前を振られると「同級生で盛り上げたい。チャンスで回ってきたらしっかり抑えたいです」と発言したのだ。

 しかし、一方の鈴木誠はCSで12打数1安打と絶不調。CSの試合後も連日1時間打ち込みをしていたほどだった。

 注目の大谷との初対決となった第1戦の2回の第1打席、鈴木誠はフルカウントから何とか四球を選んで出塁。三塁まで進むと、日本ハムの守備の乱れを突く本盗を成功させて先制点を奪った。

 だが、第2打席は149キロの直球、第3打席はスライダーで2打席連続空振り三振。日本ハムが敗れて大谷は負け投手になったが、打者としては2安打しており、鈴木誠との対決に限れば大谷に軍配が上がった形だ。

 この年の秋、鈴木誠と大谷は侍ジャパンの強化試合に参加。食事をともにしたり、宿舎の大谷の部屋を鈴木誠が訪ねたりして親交を温めた。鈴木誠は「トレーニングから食事、栄養の管理まで、生活も含めてすべての面ですごいです」と感服。大谷から吸収したことは大きかったようである。

 そんなふたりが、再び対決したらどうなるのか。メジャーで同級生対決が実現すれば、平成の「松坂対イチロー」に匹敵する令和の名勝負が生まれるかもしれない。

☆あかさか・えいいち 1963年、広島県出身。法政大卒。日本文藝家協会会員。最近、Yahoo!ニュース公式コメンテーターに就任。「最後のクジラ 大洋ホエールズ・田代富雄の野球人生」「プロ野球二軍監督」(講談社)など著作が電子書籍で発売中。「失われた甲子園」(同)が第15回新潮ドキュメント賞ノミネート。他に「すごい!広島カープ」「2番打者論」(PHP研究所)など。

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