ファンによる差別発言 松坂も1球ごとにヤジ受けていた

2020年06月12日 16時30分

メジャー初救援の松坂は敗戦投手に(11年5月)

【米国マサチューセッツ州ボストン発】ツインズ、エンゼルスなどで19シーズンに渡ってプレーし、通算2452安打を放って2015年限りで引退したトリー・ハンター氏(44)が現役中にレッドソックスの本拠地フェンウェイ・パークでファンから差別的なヤジを受けていたと訴えたことを受け、レッドソックスは10日(日本時間11日)に事実であったことを認め、昨年にはファンによる差別発言が7件あったことなども公表した。

 11年5月4日(同5日)には当時30歳だったレッドソックスの松坂大輔投手がエンゼルス戦の延長13回、メジャー初となるリリーフ登板を果たすのだが、地元ファンから差別的なことを含む心ないヤジを1球ごとに浴びていた。松坂は翌日「(一部のファンが)結構ひどいことを言っていましたね」と振り返るのだが、その試合は2時間35分にわたる雨天中断もあり、松坂がマウンドに上がったのは深夜2時過ぎだった。序盤は満員だったスタンドに残っていたファンは数百人程度。その多くがネット裏近くに集まっていたこともあり、復調の兆しが見えない松坂を攻撃するファンの声はよく響いていた。