【カナダ・トロント発】巨人からポスティングシステムを利用してブルージェイズ移籍が決まった山口俊投手(32)が15日(日本時間16日)に本拠地ロジャーズ・センターで入団会見を行った。
――なぜ、ブルージェイズに決めたのか
山口 まず、メジャーリーグで唯一のカナダのチームですし、1チームだからこその偉大さもあると思うので、自分自身もそういうチームでプレーしたいなというところで選ばせていただきました。
――先発なら日本とは登板間隔が違うし、投げ込みをしたくてもチームから制限がかかる可能性もある。どう適応するか
山口 僕自身、しっかり監督、コーチと話し合う場を設けて、僕自身も変化していかないと結果は出ないと思っている。僕自身も変化をつけながら柔軟に対応できていったらと思う。
――初のトロント、初のロジャーズ・センターの印象は
山口 気温はすごく寒いですけど、トロントの方は暖かいと感じています。今日は球場で何人かの選手とお会いできて、また、残り3日間くらいこの場所で練習をさせてもらうので、少しでもコミュニケーションを取れて帰れたらなと思います。
――対戦したい打者は
山口 僕の中で、マーク・マグワイア(※)で止まっているんですよ。まあ、しっかり各チームの主力打者を抑えられるように頑張ります。
――マグワイアで止まっているということは、子供時代に大リーグに夢中になっていたということか
山口 まずはメジャーリーグを見るきっかけになったのは野茂さんがプレーしている姿を見て、こういう舞台があるんだと。で、物心がついたころにイチローさんが鮮明に残っていまして、野球をやる中でそういう、世界からスター選手が集まるところでプレーしたいなと思って、今日まで来ました。
※…1986年にアスレチックスでデビューした通算583本塁打の強打者。カージナルス時代の98年には当時のシーズン最多本塁打となる70号を記録した。