【センバツ】コロナ辞退の広島商監督が対戦予定の大阪桐蔭に伝えていたメッセージ

2022年03月26日 16時56分

大阪桐蔭・西谷監督(右)が明かした広島商の思いとは(東スポWEb)
大阪桐蔭・西谷監督(右)が明かした広島商の思いとは(東スポWEb)

 第94回選抜高校野球大会は第8日の26日、予定されていた2回戦2試合が天候不良のため中止となり、27日に順延となった。

 当初は3試合が組まれていたが、前日までに新型コロナ陽性者が複数出た広島商(広島)が途中辞退となり、対戦校の大阪桐蔭(大阪)の不戦勝が決まっていた。

 この日、試合予定だった4校の後に甲子園室内練習場で調整を行った大阪桐蔭の西谷浩一監督(52)がオンラインで取材対応。前日に広島商の荒谷忠勝監督(45)との間で交わした電話のやり取りを明かした。

「『せっかく準備していただいたのに試合ができずに申し訳ございません』と言っていただき『ご迷惑をおかけしましたが、選手の皆さんに頑張っていただきたいです』と。一番大変な時にご配慮いただく言葉をもらった」。広島商の学校関係者を含め相手の心中を慮り、不戦勝決定後には自軍選手を集めて気持ちを一つにした。「選手にはご連絡いただいたことを伝えて『ウチとして何ができるだろう』と。私たちは次もやらせてもらえる権利がある。広島商の選手もウチとの試合に向けて準備をしていたが、それができなくなった。そういう思いを持って次もみんなで頑張っていこうという話をした」。

 大阪桐蔭としても予想だにしなかった事態だけに動揺を隠せない様子だったが、次戦以降に新たな使命感を加えて全力で臨むことを選手とともに誓った。

 主将の星子天真内野手(3年)も「自分たちはまだ試合をやらせてもらえる権利がある。広島商業さんの分まで思いを持って戦いたい」と大阪桐蔭ナインの思いを代弁。勝利を目指しつつ、何よりも聖地でプレーできる喜びをかみ締めてグラウンドに立つ――。

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