第94回選抜高校野球大会(甲子園)第5日第2試合は、明秀日立(茨城)が大島(鹿児島)を8―0で下して2回戦に駒を進めた。
大島の最速146キロ左腕・大野稼頭央投手(3年)を相手に、関東王者がしつこく攻め崩した。2回に平野(2年)の適時打などで3点を先取。3回にも1点を加えて、4回は中軸を務める猪俣、佐藤(ともに3年)の連続適時打で4点を奪って主導権を一気に握った。
試合後、金沢監督は攻撃陣の打席での粘りを勝因の一つに挙げた。「追い込まれたらバットを短く持って、しつこくいくウチらしい攻撃ができた」。5回までに大野が要した球数は100球以上。「それがボディーブローのように効いたのかなと思う」と持ち味を存分に発揮した攻撃陣の働きに満足そうだった。
戦前から前評判の高かった好投手・大野については「噂に違わぬいい投手でした。ウチにラッキーな当たりもあった。選手にはベンチで『相手の投手はまだ魂を失っていないぞ』と声をかけていた。最後まで力強い球を投げるいい投手でした」と、169球を投げ抜いた相手エースをたたえた。












