第94回選抜高校野球大会(甲子園)は22日に4日目を迎え、第1試合で初出場の有田工(佐賀)が国学院久我山(東京)に2―4で敗れた。

 この日は降雨のため3時間半遅れで午後12時半から試合開始。悲願の1勝は果たせなかったとはいえ、それでも随所で意地を見せた。1点を追う3回二死走者なしの場面でスイッチヒッターの8番・山口洸(3年)が左打席に入った後に追い込まれると、右打席に立ち直す〝奇策〟で相手投手を揺さぶった。結果として空振り三振に倒れたが、聖地を大きく沸かせた。

 2点を追う4回、そして再び2点差に突き放された直後の8回に6番・捕手の上原風雅(3年)が反撃の適時打を叩き出すなど4打数3安打2打点。しかし、あと一歩及ばす涙を飲んだ。

 試合後の梅崎信司監督(42)は「有田の町に何とか勝利を届けたかったが、結果として残念。ただ応援していただいたことで思う存分、野球に集中にすることができた」と清々しい表情で振り返っていた。