伝説の素振り動画が海を渡る? 巨人、ヤンキースなどで活躍した松井秀喜氏(47)がアフリカ野球を支援している。昨年12月に始動した「アフリカ55甲子園プロジェクト」の趣旨に賛同し「J―ABSエグゼクティブ・ドリームパートナー」に就任。「アフリカの少年少女とキャッチボールをしたいです」と、同活動に一役買っているが、現在はどうなっているのか。演出家のテリー伊藤氏(72)は“松井流”の指導に大きな期待を寄せている。 

 熱烈な巨人ファンで、松井氏をこよなく愛するテリー氏も「野球は用具が多くて普及しづらいスポーツなのに…。代表理事の友成晋也さんはすごくえらいなぁ、尊敬するなぁ、意識高いなぁ。松井は人格者だからな。さすがだな」と同プロジェクトには感銘を受けている。

 テリー氏はテレビ番組「天才・たけしの元気が出るテレビ!!」内の企画で「ダンス甲子園」を企画演出し、日本の高校生に夢を与えたことがあるが「アフリカの人たちは足が速いから、ピンチランナー専門の選手としてアフリカから選手を世界に羽ばたかせられるのではないかな。大谷とかイチローみたいな飛び切りいいスター選手がいれば、アフリカのニュースで取り上げられて、夢を与えられるよね」と、夢を語った。

 アフリカ野球が熱い(J―ABS提供)
アフリカ野球が熱い(J―ABS提供)

 その一方、松井氏に対しては「地獄の伊東キャンプをアフリカでやったらどうかな」と、かつて長嶋巨人が敢行した、とてつもなくハードな練習をしてみたらどうかという。具体的には「チーターと競走したり、シマウマを追いかけて走る練習をしたり、動体視力を養うために星空や大草原を一緒に見るとかね。松井は今はえらい立場にいるけど、得意な下ネタを交えながら交流することも大切だと思う」とアドバイスした。

 直接指導が難しく、動画での指導になるならば…。「松井が全裸で素振りを50回やって『真のバッティングはこれだ』と指導をする動画を送るのも手ではないか」と、松井氏が現役時代、長嶋監督とともに行った「全裸素振り」を動画で再現して送るのがいいという。

 テリー氏は「松井よ、アフリカで伝説を残してくれ!」とビッグな期待を寄せていた。