今季、国内フリーエージェント(FA)権を取得した巨人の増田大輝内野手(33)が29日、川崎市のジャイアンツ球場で自主練習を行った。日本シリーズ終了翌日のこの日からFA宣言期間がスタート。権利の行使については「今のところはまだ何も考えていないです」と話し、熟考する姿勢を示した。

 増田大は近大を2年で中退し、一度は野球を離れて地元・徳島に戻り、建設会社でとび職に就いた異色の経歴を持つ。四国IL・徳島で野球を再開し、2016年に育成ドラフト1位で巨人に入団。翌17年に支配下登録をつかむと、俊足と堅実な守備を武器に、代走や守備固めなどでチームに貢献してきた。巨人の育成ドラフトで入団した野手として、初のFA権取得となった。

 取材に応じた背番号0はFA権取得について「『なかなか取れるものではない』『いろんなところで話聞くのも面白いんじゃないの』と言ってくれる」と周囲の反応を明かし、「ここまで一軍で活躍できて、FA権も取れるなんて、育成で入った時から比べれば考えたこともなかった。取っていただいたスカウトの人も、こうなるとは思っていなかったと思う」と感慨を口にした。

 さらに「見つけてくれて、指名までしてくれたので、いけるところまでいきたいですし、まだまだ(徳島)インディゴソックスの後輩たちも(NPBに)入ってくるので、ちょっとでも目指すあれがあるなら、OBがまだやっているんだって、まだまだ頑張りたいというのはあります」と力を込めた。