ドジャースは高齢化した主力を軸にワールドシリーズを再び制覇できるのか。ドジャース専門マルチメディア番組「ドジャース・テリトリー」は26日(日本時間27日)に「ドジャースのロースターの高齢化は本当に懸念材料なのか」と題し、来季に向けたチーム編成を議論した。

「懸念ではあるが、差し迫った危機というほどではない」と話したのは、米スポーツサイト「ジ・アスレチック」のケイティ・ウー記者だ。球団はロースターの年齢や契約状況、選手たちの実績を把握した上で動いており、焦ってはいないと分析。「来季はもう少し若返りを図るべきだというのはもっとも。10月には選手たちに少し疲れが見えた。でも2027年を再建の年とは呼ばない。この主力で戦う最後のシーズンのような位置づけにして、その後、難しい決断を始めるという考え方はある」と語った。

 スポーツキャスターのアラーナ・リゾ氏は、ドジャースのラインアップの平均年齢30・9歳はメジャートップ、2位のフィリーズが30・1歳であることを紹介した上で、「どちらも毎年優勝を争う強豪で、ポストシーズンに進んでいる」と指摘した。

 来季はさらに歳を重ねることになるが、「主力選手の年齢は高いが、彼らは体のケアをしっかりしている。フロントもトレーニングスタッフも、やるべきことを分かっている」と話し、年齢だけでチームの先行きを判断すべきではないと主張した。

 さらにウー記者は、今オフのFA市場にドジャースに合う選手は多くないと指摘。主力の大半は契約が残り、空いた枠にはファームの有望株を起用したい球団側の意向もあると見る。「ならば、2024、25年に世界一となり、26年には最も強力なロースターを組んだ主力でもう一度戦えばいい」

 フリードマン編成本部長も21日(同22日)のシーズン総括会見で、野手陣の高齢化について「今になって突然気づいたわけではない」と説明。主力の経験や実力にマイナーの若手を加えることで、「2027年だけでなく、その先もチームの力を維持できる」と自信を示していた。

 実際にロースターを大幅に若返らせることは不可能に近い。ドジャースは信じた道を進んで世界一奪回を目指す。