表彰台にも満足なしだ。愛知・名古屋アジア大会の競泳女子100メートル平泳ぎ決勝(23日、東京アクアティクスセンター)、5大会連続出場の鈴木聡美(ミキハウス)は、1分5秒83で銀メダルに輝いた。

 35歳の鈴木は午前中の予選をトップで通過。午後の決勝は1分4業98をマークした唐銭婷(中国)に金メダルを譲ったが、今大会2個目、通算11個目のメダルを手にした。ただ、当の本人は「スタートから十分にアグレッシブに泳げなかったことが課題。消極的に泳いだわけではないが、攻撃的なレース展開も必要。後半は差を詰めるために懸命に泳いたが、まだまだ道半ばだと感じた」と振り返った。

 唐銭婷の泳ぎについては「自己ベストも実力も、間違いなく私より上。彼女が確実に追い抜いてくると分かっていたので、命がけで追いかけるような気持ちで泳いだ。もっと早く彼女のレベルに追いつくためには、後半のフォームを維持することと、最初の50メートルでの最高速度を高めることに取り組む必要がある」と分析。その上で「あのスピードを上回り、今よりも楽に泳げるよう、最高速度をさらに高める必要がある。彼女は前半からアグレッシブに泳いでいた。必要な最高速度がどのようなものかを間近で見たことは、他の選手には得られない本当に貴重な経験だった」と前向きに語った。

 最後には「今日の感覚を忘れずに、2年後の(ロサンゼルス)五輪に向けたイメージトレーニングに生かしていきたい」と決意を口にした。