愛知・名古屋アジア大会競泳男子200メートル平泳ぎ決勝(24日、東京アクアティクスセンター)で、初出場の17歳・大橋信(枚方SS)が2分4秒83の世界新記録をマークして金メダル。覃海洋(中国)が持つ従来の世界記録(2分5秒48)を塗り替え、全身で喜びを表現した。

 世界に衝撃を与えるレースだった。前半の100メートルを59秒89で折り返すと、後半になってもスピードをキープ。従来の世界記録を上回るタイムでフィニッシュした。100メートルに続く金メダルで、50メートルとの3冠に王手をかけた。

 6月の日本選手権は200メートルで優勝したが、50&100メートルでは頂点の座を逃した。敗戦を味わったことで「強化が足りなかった。うぬぼれてたというか、才能があると思って甘えていた」と初心に返った。「今気づけて良かった。アジア大会(9では記録を狙いたい」と気を引き締めて練習に取り組んできた。

 他選手からは「大橋は天才」との声も上がる。それでも、地道に鍛錬を積んだことで新たな扉を開いた。2年後のロサンゼルス五輪へ、大きな弾みとなりそうだ。