チーム一丸で大一番に挑む。バレーボール男子のアジア選手権(12日、福岡・北九州市立総合体育館)準決勝で、世界ランキング6位の日本は同24位の韓国に3―0で快勝。13日の決勝で同17位のイランと対戦する。

 日本は第1セットを25―13で先取し、第2セットも25―11で連取。第3セットは序盤にリードを許したものの、立て直して25―14で締めた。初戦から5連勝、4試合連続のストレート勝ちで3大会連続となる決勝に駒を進めた。

 ロラン・ティリ監督は主将の石川祐希(ジラート)のパフォーマンスについて「本当に全ての分野において素晴らしかったですし、ちゃんとチームを導いて、いい意味で背中を押してくれた」と評価。その上で「石川選手の話だけではなくて、チーム全体の話をしたい」と切り出し、「全員が本当に力強さが増していて、上り調子」とチーム全体の状態に手応えを示した。

 ただ、視線はすでに決勝へ向いている。「明日の試合が一番大事で間違いない。今までの道のり、いろいろと大変なことがありました。その中でもきちんとここまで進んでこられたと思っています」と振り返り、イランについては「とてもアグレッシブですし、ブロックとアタックだったり、プレッシャーの面においてとても強い。ヨーロッパの国のような強さを秘めている」と分析した。

 さらに「サーブもいろんなバリエーションを持っている」と警戒する。勝てば2大会連続11度目のアジア制覇と、2028年ロサンゼルス五輪の出場権を獲得する決勝。「100%、最初の1点目から最後の1点目まで」。指揮官が掲げる全力のバレーで、五輪切符をつかみにいく。