4日に開幕したバレーボール男子のアジア選手権(福岡・北九州市立総合体育館)では、国際大会におけるSDGs(持続可能な開発目標)に向けた啓発活動に取り組んでいる。

 優勝すれば最短での2028年ロサンゼルス五輪出場が決まる一戦で、世界ランキング6位の日本は1次リーグ3戦全勝。主将・石川祐希(ジラート)がけん引するチームは、準々決勝でインドを下して4強入りを決めた。12日には準決勝で韓国と対戦し、勝てば決勝でオーストラリアとイランの勝者と相まみえる。

 大会が終盤戦に突入した一方で、会場内では世界で戦う選手たちの「水」に関するアンケートを実施。国内外の水問題の解決の寄与を目的に設立された認定NPO法人の「日本水フォーラム」と共同で企画したという。

 大会関係者は本紙の取材に「日本では蛇口をひねれば水が出るのが当たり前だが、世界では決して当たり前ではない。今大会をきっかけに、水に関するアンケートを通じて、少しでも水の大切さについて考えてもらえたら」と企画の意図を説明。一見「水」とバレーボールは関係性が薄いように見えるが「たくさんの人が集う国際大会は飲み水、トイレ、シャワーなどたくさんの水を使う。水が当たり前に整っていなければ国際大会は成立しない」と語った。

 今大会はスティックバルーンの売り上げの一部を「日本水フォーラム」に寄付。同関係者は「バレーボールを応援するファンのみなさん、北九州や福岡の地域のみなさんに、水の大切さが伝わってくれたらうれしい」と願いを口にした。

 バレーボールが盛り上がる中で、大会関係者は社会問題についても精力的に発信している。