新日本プロレス6日の千葉・東金大会で、後藤洋央紀(47)がIWGPヘビー級王者の辻陽太(32)を一刀両断した。

 後藤は27日神戸ワールド記念ホール大会で辻の持つ最高峰王座に挑戦する。この日はYOH&YOSHI―HASHI&マスター・ワトと組んで辻&石森太二&外道と8人タッグ戦で激突。揃って先発を買って出ると、激しくエルボーを打ち合い対抗心をむき出しにした。

 試合終盤には再び辻とのマッチアップでフェースクラッシャーからカーブ・ストンプを狙われる。後藤はこれを逃れると、YOSHI―HASHIのトラースキックのアシストを受けてラリアートを発射。辻を排除すると、最後はYOSHI―HASHIとの合体技・消灯で外道を沈めた。

 これまでもイデオロギー闘争を繰り広げてきた辻との舌戦は、シリーズ開幕前からヒートアップしている。後藤は神戸決戦の勝者が10月12日両国大会でG1覇者・大岩陵平との防衛戦に進む構図について「ベルトが大岩への挑戦者決定戦のようになっている。これは王者の責任でしょう。〝ベルトの価値〟が守られていない」と痛烈に批判。一方の辻からは開幕戦の5日宇都宮大会のバックステージで「あんたみたいなベテランがSNSの世界に入り浸り過ぎて考えることをやめちまったら世も末だな。あんたみたいなベテランはしっかりと自分の意見を持って、何が本質なのか考えていくべきだろう。一つだけ、もう一度教えてくれ。後藤革命とはなんだ?」と問いかけられていた。

 これに対し後藤は「後藤革命が何なのか…いまさらそんなこと聞いてくるんじゃねえよ。今までの新日本プロレス、お前見てたのか? 王者ならよ、SNSをバカにするんじゃなくて、いろんなところにアンテナ広げて、しっかりチェックしておくんだな」とバッサリ。「だが今のお前に必要なのはそんなことじゃない。新日本プロレスのリングで、お客さまの前で、王者としてのお前の覚悟を見せる時なんじゃねえか? もっと王者として自覚を持てよ。こんなベテランにこんなこと言わせないでくれよ」と、どこまでも強気な姿勢を貫いていた。