痛すぎる敗戦だ。セ2位の巨人が30日の阪神戦(甲子園)に1―3で敗れて3連敗。首位攻防戦で白星を挙げられず、一気に4・5ゲーム差をつけられた。
打線は相手先発・才木を前にこの日も決定打が出ず、〝天敵〟が降板する6回まで無得点。自軍の先発・小笠原は序盤の3回に3点を失って4回で降板となり、反撃も9回の1点だけだった。
これで阪神戦は屈辱の7連敗。セ王者との直接対決で力量の違いをまざまざと見せつけられ、橋上秀樹監督代行(60)も「言ったらきりがないぐらい。正直言って、ここで語れるほど簡単なものではないと思います」と語るほかなかった。
前夜の試合にも敗れ、眼前で阪神に今季初めての優勝マジックが点灯した。すでにカード負け越しは決まっていたが、この日は何が何でも勝たなければならない一戦だった。
チーム関係者は「(試合前時点で)ウチと阪神では貯金の差が7(阪神=17、巨人=10)も違う。これがこの3連戦を終えて片手で数えられる程度の差(5差)であれば、逆転優勝に向けて気の持ちようもあるが、これ以上広がるようだとかなり厳しくなる」と危惧していたばかりだった。
勝てば阪神の貯金が「16」に減り、巨人は「11」となる算段。ところが、無情にも正反対の結果となって阪神の貯金は「18」に増え、巨人は「9」に減って「9差」に拡大してしまった。
「自力優勝の可能性が消滅した以上、あとは自分たちの戦いに徹するほかない。その中で貯金の数は一つの目安にもなるし、首位奪取の現実度を測るバロメーターにもなるんだけど…」(同)
残された直接対決が2試合となった中で、ついに超えてしまった〝デッドライン〟。橋上監督代行が「相手どうこうよりも目の前の試合を精一杯戦っていくしかない」と常々語る通り、大逆転Vには一戦必勝で臨むしかない。












