マリナーズが歴史的な大惨敗だ。18日(日本時間19日)に敵地で行われブルワーズ戦で「0―22」という目を疑うスコアで敗戦。会長付特別補佐兼インストラクターを務めるイチロー氏(52)の愛弟子でもあるフリオ・ロドリゲス外野手(25)の大チョンボに厳しい目が向けられている。

 5回の攻撃終了時まで0―1と僅差の展開が続いたが、先発したミラーが5回一死から内野安打と四球でリズムを崩して一挙5失点でKO。0―6となった6回以降は救援陣も大量失点を重ね、0―13となった8回からは救援陣を温存して内野手のリバスがマウンドに上がって9失点を喫した。

 試合を事実上捨てた以上、登板した野手が打ち込まれて大量失点することは想定内。だが、その内容には別の要素も含まれていた。0―19となり、なおも一死満塁となった場面でロドリゲスはイエリチが放った中堅への飛球を難なくグラブに収めた。三塁走者は本塁にタッチアップしたが、ロドリゲスはアウトカウントを勘違いしていたようで捕球後も内野への送球動作に入らず、手にしたボールを客席に投げ込んでしまった。

 その結果、三走の生還で20点目を失い、自らの失策で二塁走者もかえり、0―21とますます傷口を広げてしまった。

 米全国紙「USA TODAY」は「ブルワーズはマリナーズを22―0で完封し、8回裏に9点を挙げた。そのうちの1点は到底許されない失点だった。イエリチの犠牲フライで生じた2点目の失点だ」とロドリゲスを非難。「どうやら3アウト目だと思い込んでいたのか、ボールをスタンドに投げ入れてしまった。しかし、それはまだ2アウト目だった」と指摘し「マリナーズにとって歴史的な敗戦と一戦に、まさに『トドメの一撃』となった」と伝えた。

 同紙によると、この日の最終スコア「22―0」は「1888年シーズン開幕以来、最大得点差での完封勝利記録に並ぶもの」といい、過去には1975年にパイレーツがカブス、2004年8月にインディアンス(現ガーディアンズ)がヤンキースにそれぞれ勝利したケースがあるという。チームの不名誉記録に追い打ちをかけてしまったロドリゲスにとっては、悔やんでも悔やみきれないワンプレーとなってしまった。