今季限りでの現役引退を表明したオイシックス・陽岱鋼外野手(39)が16日、ファーム・リーグの巨人―オイシックス戦(ジャイアンツタウンスタジアム)に「6番・指名打者」で先発出場。試合後には引退セレモニーが行われ、「本当に幸せでした、みなさんおかげだと思います。本当にありがとうございました」とファンに溢れる感謝を伝えた。
3打席無安打で迎えた9回。4人の打者が闘志あふれるプレーでつなぎ、二死一、二塁で陽に打席が回った。最後の打席で遊撃への内野安打を放つと、スタンドに集まったファンから大歓声と温かい拍手が送られた。
引退セレモニーでは、オイシックスで監督と選手の関係で1年間ともに戦った橋上監督代行が、名古屋で一軍のデーゲームを終えたその足でサプライズ登場。花束を手渡された陽は、涙ぐみながら「ファンの皆さんが応援してくださって、(ジャイアンツで)5年間やりきったと思います。40歳になる前に、この新しい球場に帰ってきて本当に幸せでした」と語った。
橋上監督代行もセレモニー後に取材に応じ、陽がオイシックスに入団した24年当時を振り返った。「オイシックスがイースタン・リーグ参加が決まって、オイシックスの会長から『華のある選手をなんとか取りたい』ということで、一番最初に思いついたのが陽岱鋼。日本ハムの稲葉二軍監督に間に入ってもらって連絡を取って、オファーを正式に出したという経緯です」。
さらに「日本ハムでバリバリやっている頃は、僕が楽天にいた時かな。本当にカモシカのような全身バネのある選手で、走攻守すべてにおいて高いレベルの選手でした」とその身体能力を振り返った。
そして、現役を終える陽に向けて「これから第2の人生。今まで経験してきたことをしっかり還元できるように頑張ってほしいということを伝えました」とエールを送った。












