阪神は14日の広島戦(マツダ)に1―6で敗れ、連勝は4でストップ。2位・巨人に再び2ゲーム差に詰め寄られた。
試合後、藤川球児監督(46)は、先発を務めるも本来の力を発揮できなかった才木浩人投手(27)の投球内容に注文をつけた。
右腕は2回に秋山、小園の連打などで二死一、二塁のピンチを招くと、投手・森下に先制の左前適時打を献上。さらに3回には菊池、4回には佐々木にソロを浴び、4回6安打3失点で5敗目(7勝)を喫した。
この日は平均球速も140キロ台後半。3、4回には142キロを計測するなど、持ち味の直球に普段の力強さを欠いた。右腕自身も「(出力が)出ていなかったですね。(原因は)メカニックもそうだし、体的にもそうだと思う。そういうのも含めて次の登板を迎えられたら」と修正を誓った。
指揮官は「コンディション的なところもありますからね」と説明。7月後半には2試合連続で130球を超える登板もあったことから「1年間やっていくと、必ずそういう時はある」と右腕の状態には一定の理解を示した。
ただ、状態が万全ではない中でも、簡単に流れを渡す投球には厳しい目を向けた。特に指揮官が問題視したのが投手・森下に許した先制打だった。「森下投手に打たれているし、打たれ方もそうだし。打たれた内容というのは、ベストではないですね」とバッサリ。調子が上がらない時こそ、粘り強く試合をつくる投球を求めた。
優勝争いも佳境へ向かう中、先発陣の柱を担う右腕の復調は欠かせない。高橋が12勝(2敗)、村上が9勝(6敗)を挙げてチームを支えているだけに、才木の安定感が増せば先発陣はさらに強固になる。
火の玉指揮官もこの日は54球で降板したことを前向きにとらえ「球数が今日少なかったことで、次回の回復度合いが高まって登板できるかなと思いますけどね」と次戦を見据えた。
重要な一戦で粘り切れなかった投球に、あえて厳しい言葉を向けた指揮官。悲願の連覇へ向けて村上、高橋とともに白星を積み重ねるためにも、才木は期待に結果で応えられるか――。













