阪神は11日の巨人戦(東京ドーム)に9―1で完勝。近本の先制2号ソロ。森下の26&27号ソロ、そして佐藤の24号2ランと、計4発もの一発攻勢で真夏の首位攻防第1ラウンドを制した藤川虎は、巨人と1ゲーム差の単独首位に再浮上した。
先発マウンドを託された村上頌樹投手(28)は8回を3安打1失点にまとめ9勝目(6敗)をマーク。エースの名にふさわしい圧巻の投球で9勝目をマークした。
コーナーの四隅に投げ分ける精密無比な制球力と、得点圏に走者を背負っても一切動じることないマウンドさばきが際立った。この日の唯一の失点は、4回一死でダルベックに浴びたソロアーチのみ。5回以降の4イニングは一本の安打も許さずに相手打線を完全沈黙させた。
今季の行方を占う上でも重要だった一戦を戦い終えた右腕は「最終的にはこんな点差になりましたけど、序盤は1点が勝負になるような展開だった。(巨人先発の山崎伊に)投げ勝てたことは自信にしたい」と汗を拭う。2年連続の2桁勝利に早くも王手をかけた村上の防御率は、この日の試合を終えて1・82。チームメートの高橋らを抑え、セ・トップの数字をキープしている。
村上は今季ここまで20試合に先発登板し、クオリティースタート(QS=6回以上を投げ自責3以下)は19。QS率95%と驚異的な安定感で虎投を背負って立つ。藤川監督も「初戦としては十分。まさにエースらしい投球だった。中盤、終盤と追加点が入ったことで、さらに気持ちが楽に投げられたと思う。いい初戦だった」と手放しで称賛した。













