第108回全国高校野球選手権大会の第6日(10日)第1試合で日南学園(宮崎)が明徳義塾(高知)に2―1と劇的サヨナラで下した。

サヨナラの本塁を踏んだ日南学園・鈴木貴翔(左)
サヨナラの本塁を踏んだ日南学園・鈴木貴翔(左)

 何度もピンチを切り抜け、7回に鬼塚(2年)の中犠飛で同点。そして9回の土壇場、二死走者なしから鈴木(3年)、荒木(3年)の連打で一、二塁とすると、2番・豊丸(2年)が2番手の田宮(3年)の2球目のカットボールを左前に運び、鈴木が一気に三塁を蹴ってサヨナラのホームを陥れた。

 殊勲の豊丸は「本当にうれしい。勝たないといけない気持ちがあった。必ず甘い球が来るので一振りで仕留めようという気持ちでした。アルプスの大きな声援に感謝しています。次も守備からリズムを作って自分たちの野球をやりたい」と滝のような汗を流しながら笑顔を見せた。

 6回まで相手先発・藤本(2年)を打ちあぐねてゼロ行進だったが、エース田中(3年)の力投に終盤にようやく応えることができた。金川監督も「苦しい展開だったので繋いでくれた(9回の)3人にすごく感謝している。7回の守備がいいリズムだったのでこの回に取るぞ、と。必ず追いつかないといけないと思った。県予選からからワンプレー、ワンプレーをあきらめない。その思いでやってくれたと思う」と選手の粘りを褒めた。

 宮崎県勢として令和初勝利。「この1勝が県全体のレベルアップに繋がってくれればいい」と振り返った。