阪神は26日の巨人戦(甲子園)に1―0で勝利し、再び同率首位に並んだ。藤川球児監督(46)は前半戦を総括し、後半戦に向けてリリーフ陣のさらなる成長を期待した。
終盤の重圧がかかる場面では経験豊富な岩崎やドリスを起用しながら、若手にも勝負どころで経験を積ませ、ブルペン全体の底上げを図ってきた。
指揮官は故野村克也さんの「人間は、『無視、称賛、批判の順で試される」という名言を引用しながら「そういう場面(終盤の接戦)で投げる選手は非難が厳しくきますから。キャリア、覚悟のある選手が上がってくる」と説明した。
台頭を目指す若手については「出てきた選手は『称賛』のところですから。野球界で活躍できるように見守りながら積んでいく必要があるのかなと」と強調。
ベテランから経験や準備の仕方を吸収することで「若い選手にとってはエキスになる。3年かかるところを2年、1年半にできれば」と成長の加速にも期待を寄せた。
もちろん完成形を急ぐわけではない。昨季はブルペンを支えた石井が「左アキレス腱断裂」で長期離脱となるなど、シーズンを通して万全の陣容を維持する難しさも痛感した。「最終盤にかかる頃には間に合うことができれば。そこに帰ってくる戦力もあれば、総じて強くなっているのかなと考えています」。
経験豊富な救援陣と若手を融合させながら、勝負の夏へブルペンを仕上げていく。












