巨人が24日の阪神戦(甲子園)に4―2で勝利。伏兵の一発が劇的勝利をもたらした。

 勝負どころでの一撃がさく裂した。序盤は相手先発・才木を前に快音が響かず、8回まで無得点。それでも0―1のまま迎えた9回二死三塁からダルベックが値千金の逆転2ランを放ち、逆転に成功した。

 このまま勝敗が決するかに思えた直後の守りだったが、守護神マルティネスが誤算。四球と安打2本で一死満塁のピンチを招くと、森下に痛恨の犠飛を浴び、試合は再び振り出しに戻った。

 満員の甲子園のファンが熱烈な声援を送るアウェーの中、再び意地を見せたのは巨人打線だ。先頭キャベッジがこの回からマウンドに上がった2番手・岩崎から内野安打を放つと、続く佐々木が犠打を決めて一死二塁とチャンスメーク。打席にはルーキー・小浜が立つと、カウント1―1からの3球目、142キロの直球を完ぺきに振り抜き、打球は左翼席へ一直線。特大の一発は熱戦を制する決勝打となった。

 逆転に次ぐ逆転劇に橋上秀樹監督代行(60)も「さすがにちょっと興奮してます。僕自身も興奮してるんで、何をしゃべっていいのかよくまとまってないんですけど…」と言葉がうまく出ない様子。

 それでも勝利の立役者となった小浜を「バッティングのレベル的にもいい打者で、意外とパンチ力もあるという認識はしていた。いろんな壁にぶち当たりながらも、やっぱりそこを突き破って超えていくっていうのは、選手の成長だと思います」と絶賛した。

 阪神との首位直接対決初戦で白星を飾った橋上巨人。指揮官は「阪神戦に限らず、やはり初戦を取るというのは鉄則であり大きなことですから。球宴前の最後のカードで、まず1戦目を取れましたから。なんとかこうやって、最低でも勝ち越しできるように、明日も全力で頑張りたい」と意気込んだ。