バドミントンのジャパン・オープン最終日(19日、東京体育館)、男子シングルス世界ランキング17位の渡辺航貴(27=BIPROGY)は、決勝で同5位のクリスト・ポポフ(フランス)に敗れ、初優勝を逃した。
18日の準決勝では田中湧士(NTT東日本)との日本人対決を制した渡辺。田中から「負けたわ、明日頑張って」と気持ちを託されて大一番に臨んでいたという。
試合は序盤から相手の巧みなラリー展開に翻弄され、11―21で第1ゲームを落とす。第2ゲームは終盤まで接戦を演じたが、取り切ることはできず。19―21で奪われ、0―2のストレート負けとなった。
試合後「ここまで来たことは自分の中では財産になったが、皆さんに応援してもらったので負けてしまってすごく悔しい」と無念の表情。続けて「1ゲーム目は相手のペースだった。2ゲーム目で最後突き放せれば流れが来ていたが、追いついたときにも相手は焦らずに落ち着いて自分を回してきた。最後まで余裕を出されて、まずいと思ってしまった」と敗因を語った。
今大会は渡辺、田中、奈良岡功大(NTT東日本)の3人がベスト4入り。日本勢の躍進について渡辺は「ファンの間では『桃田賢斗(NTT東日本)選手が(代表から)いなくなってやばいんじゃないか』みたいな話もあるけど、それは自分たちが一番分かっている。でもみんなが意識高く取り組んでいるところで、それが今やっと少しずつ結果に結びついてきていると思う」と力を込めた。
9月のアジア大会(愛知県・名古屋)では、そのライバルたちと団体戦で共闘予定だ。15日の1回戦後には「感情的になりすぎて身体が先走ったりするので、今は声を出すのをやめている」と明かしていたが、「団体戦ではベンチでもコートでも盛り上げ役として、しっかり声を出していきたい」と意気込んだ。切磋琢磨を続けながら、日本のバドミントンのレベルをさらなる高みへと引き上げていく。












