北中米W杯決勝トーナメント2回戦(7日=日本時間8日)、アルゼンチンがエジプトに3―2で逆転勝利を収めて8強進出を決めたなか、この試合での審判の判定を巡って新たな波紋が広がっている。

 英「BBC」は「エジプトサッカー協会(EFA)はアルゼンチンに敗れた試合を担当した審判団を大会から追放するようFIFA(国際サッカー連盟)に要請したと発表した。EFAはアトランタで行われた試合における審判の『二重基準』について、サッカーの国際統括団体に苦情を申し立て、調査を求めていると述べた」と報じた。

 エジプトは1―0で迎えた後半13分に追加点。しかし、ビデオアシスタントレフェリー(VAR)が介入して得点が取り消された。一方で、同アディショナルタイムにアルゼンチンに逆転を許した場面では、エジプト側が相手にファウルがあったと主張。判定は覆らず、そのまま決勝点となった。エジプトのホサム・ハッサン監督や選手らは審判に猛抗議。複数名が警告や退場処分となっていた。

 BBCは「EFAの声明によると『EFAのハニー・アブ・リダ会長は、審判団による重大な審判ミスと二重基準によりエジプト代表が試合に敗れ、W杯から敗退したとして、フランス人審判フランソワ・レテキシエ氏に対する調査を求める苦情をFIFAに申し立てた』とのことだ」と説明。

 その上で「EFAは『明らかなミスがあり一部の映像を検証しようとしなかった』として、審判団とビデオ判定審判員に対する調査を求めた。同団体は『これらのミスを調査した上で、審判と関係者全員をW杯から除外するよう要求』し、『エジプト代表チームに対する差別行為』があったと主張した」と伝えた。