北中米W杯決勝トーナメント(T)2回戦(7日=日本時間8日、米国・アトランタ)、アルゼンチンがエジプトに3―2で逆転勝利したが、エジプトの2点目が取り消された判定が物議を醸しており、決勝T1回戦日本―ブラジル戦(6月29日、米国・ヒューストン)で起きた〝世紀の大誤審〟も再び脚光を浴びている。

 エジプトは1―0の後半13分に、FWモハメド・サラー(リバプール)のスルーパスから左サイドのMFジコ(ピラミッズ)が抜け出す見事なカウンターでゴールを奪った。しかし、プレーをかなりさかのぼって反則があったとして、ビデオアシスタントレフェリー(VAR)が介入した上で、最後はオンフィードレビューによりフランス人のフランソワ・ルテクシエ主審が得点を取り消した。

 ナイジェリアメディア「ジストリール」などは、この〝疑惑の判定〟を受けて「エジプトサッカー協会はこの試合の審判団を追放するよう国際サッカー連盟(FIFA)に正式に要請した」と報道。大騒動に発展している。

 オーストラリア放送局「7ニュース」も「エジプトのジコがFIFAによるW杯の『八百長』を非難、メッシ陰謀論が爆発的に広がる」などと波紋を呼んでいる様子を伝えているが、今回の判定を受けて日本がブラジル戦で被害を受ける格好になった〝世紀の大誤審〟にも再び注目が集まっている。

 エジプトの件はゴールとは直接関係していないほどプレーをさかのぼって反則を取られたが、日本が同点を許することになった直前の場面で本来はCKのところを相手のゴールキックと判断されたケースも同様との指摘が続出。SNS上では「だったら全部スロー再生してほしいし、日本のコーナーキックも判定覆してほしい」「今日のエジプトの幻の二点目が取り消しになるなら、日本vsブラジルのコーナー見逃しも誤審にしてカゼミロの得点は取り消して貰わないとだよな」「エジプトのゴールを遡り過ぎやろ。日本のゴールキックも返してくれや」などとブラジルの同点弾も取り消されるべきとの意見が相次いでいる。

 不可解判定が過去に例を見ないほど続発している北中米W杯。〝疑惑の大会〟としてサッカー史に名を残すことになるのだろうか…。