北中米W杯決勝トーナメント2回戦(7日=日本時間8日)、アルゼンチンがエジプトに3―2で逆転勝利を収めて8強進出。この試合で勃発した騒動を巡り、新たな事実が判明した。
エジプトは1―0で迎えた後半13分に追加点。しかし、ビデオアシスタントレフェリー(VAR)が介入して得点が取り消された。一方で、同アディショナルタイムにアルゼンチンに逆転を許した場面では、エジプト側が相手にファウルがあったと主張。判定は覆らず、そのまま決勝点となった。
エジプトのホサム・ハッサン監督は審判に対して猛抗議。「反人種差別」を表す両手を交差させるジェスチャーをしてイエローカードを受け、複数の選手やスタッフも警告や退場処分をうけた。同監督による怒りの行動は、他にもあった。
米メディア「MEDIAITE」は「エジプト代表チームがピッチから引き上げる際にハッサン監督は、イスラエル国旗を掲げているアルゼンチン人ファン2人組に気づき、そのファンに向かって怒鳴り始めた。スタッフの1人も、彼らを指差して怒鳴っているように見えた。ハッサン監督は歩き続けながら、この出来事を撮影しているカメラマンに目を向けた。カメラマンの顔にぐっと近づいたが、すぐに引き離され」と報じた。
さらに「口論のすぐ近くで撮影された別の動画には、ハッサン監督がシャツのエジプトのエンブレムを指さしながらファンに向かって叫んでいる様子が映っている。その後、彼は(アルゼンチンのファンに向けて)唾を吐いたように見える。ハッサン監督のすぐ後ろには別のコーチがいて『くたばれ!』と叫んだ」と詳細を伝えた。
ハッサン監督は1次リーグのオーストラリア戦後、ピッチ上でパレスチナの旗を掲げて支持を表明。これが伏線となり、アルゼンチンのファンはパレスチナと対立するイスラエルの旗を掲げて挑発したとみられる。
米メディア「トータルプロスポーツ」も「新たなアングルから捉えられた映像では、激怒したエジプト代表監督がカメラマンに殴りかかろうとし、イスラエル国旗を振るアルゼンチンサポーターに唾を吐きかける様子が映し出されている」と報じた。
ハッサン監督はアルゼンチン戦後に「不公平だ。彼らは(リオネル)メッシをできるだけ長く大会に残したかったのだ」などと審判を痛烈に批判。しばらくの間、同監督の怒りは収まりそうにない。











