北中米W杯決勝トーナメント2回戦(5日=日本時間6日、米国・ニューヨーク)、ブラジルはノルウェーに1―2で敗れ、16強で姿を消した。

 試合は後半にノルウェーの怪物FWアーリング・ハーランド(マンチェスター・シティー)に2得点を奪われる展開。ブラジルはFWネイマール(サントス)が試合終了間際に今大会初得点となるPKを決めて1点差としたが、同点に追いつく時間は残されていなかった。

 このPKを巡っては、物議を醸す場面もあった。ネイマールはボールを蹴る前に、ノルウェーのGKエルヤン・ニラン(セビリア)に向かって何か言葉を投げかけ、ニランが言い返す。ネイマールはゴールを決めた直後にもGKに近づいて再び言葉をかけ、ニランがネイマールを押し返すしぐさを見せたのだ。この行動について、ネイマール側が相手を〝挑発〟したとも指摘されている。

 英紙「ミラー」(米国版)は「読唇術の専門家が、PK後のネイマールがノルウェーGKに向けた発言を解読」と題する記事を掲載。「ネイマールとノルウェーGKニランの会話が読唇術の専門家によって解読された。両スター選手は互いの心理を揺さぶろうとしていた」と報じた。

 記事では読唇術の専門家ニコラ・ヒックリング氏による分析を紹介。ネイマールはPKを蹴る前に「どこでも大丈夫だ」と語りかけると、ニランはノルウェー語で「さあ、来い」と返す。すると、ネイマールは「ネットへ」と付け加えたという。

 さらに、同記事では「興味深いことに、ニランはブラジルのレジェンドのシュートを阻止しようとはほとんどせず、立ったままボールがネットに吸い込まれるのをただ見守っていたように見えた。ネイマールはゴールを決めた後、ニヤリと笑うニランに近づき『俺がナンバーワンだ!』と言ったが、ノルウェー人GKはふざけてネイマールを押し返した」と2人のやり取りを記述した。

 実際に交わされた言葉と完全に一致しているかどうかは定かではないが、ネイマールが感情を高ぶらせていたことは確か。いずれにせよ、ブラジルのレジェンドは志半ばで大会を去ることになった。