サッカーの北中米W杯決勝トーナメント2回戦(5日=日本時間6日、メキシコ市)、イングランドはメキシコを3―2で下し、ベスト8進出を決めた。

 悪天候のため1時間遅れで開始した一戦は、前半36分にイングランドが先制。FWブカヨ・サカ(アーセナル)の右サイドからのクロスを、MFジュード・ベリンガム(レアル・マドリード)が頭で合わせてゴールを決めた。直後の38分には、右からFWハリー・ケイン(バイエルン・ミュンヘン)がクロスを送り、ベリンガムが右足でダイレクトに押し込んで追加点を奪った。

 一気に2点リードするが、42分に右サイドからのセットプレーのこぼれ球に反応したFWフリアン・キニョネス(アルカディシア)に失点を許す。さらに後半9分には、DFジャレル・クアンサー(レバークーゼン)がレッドカードで一発退場。数的不利になるも、同15分にはケインがPKを決め、今大会6得点目をマークした。

 ところが、ケインは同24分にファウルで相手にPKを献上。1点差に迫られたが、最後は辛くも逃げ切った。

 死闘を制し、ケインは場内インタビューで「本当にクレイジーなゲームだった」と振り返った。そして「最高だね! 信じられないくらいの応援だよ」と喜びをあらわにしたが、試合で声を出し切ったことで、かすれた自身の声に思わず笑いが起きると「あぁ…言葉が出ないよ」と悲鳴を上げた。

 この日のアステカスタジアムは標高2240メートルに位置する。メキシコはこの会場で、通算89試合で70勝17分2敗の記録を持っていた。イングランドにとって厳しい戦いになると予想されていたが、アウェーの地で見事に勝利をつかんだ。